沖縄陸軍病院南風原壕群20号_沖縄本島旅2015
またまた前回の投稿から1ヶ月も空いてしまいましたが、今回は、沖縄陸軍病院南風原壕群20号
を見学した際のお話です。こちらは要予約ですが、沖縄戦を知る上では重要施設のひとつでした。
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沖縄陸軍病院南風原壕群20号
沖縄県南風原町に黄金森とよばれる小高い森の中に沖縄陸軍病院南風原壕群20号はありました。
ひめゆりの塔で有名なひめゆり学徒隊を中心に傷病兵の治療に当たったそうです。
沖縄陸軍病院南風原壕群20号は陸上競技場の裏側にあります。
駐車場から5分ほどで到着します。
黄金森は攻撃を防ぐために小高い丘となっています。
その丘をひたすらと登ります。
登った先には憲法9条の碑と、
壊された壕の跡がありました。
予約時間より早めに着いてしまいましたがガイドさんのご好意により
早めに見学をさせていただきました。
内部に入る前に、沖縄陸軍病院南風原壕群20号の役割と結末を詳しく教えてくださいました。
最終的には、敗戦が濃厚になった境で患者を含め全員に突如解散命令が出されたそうです。
重症患者等は連れていけないため、医師による投薬により始末されたそうです。
突如の解散により、ひめゆり学徒隊も困惑し壕を出て戦場へと散らばっていったそうです。
散らばった先でも一番の被害が大きかった場所が、今のひめゆりの塔が建っている
伊原第三外科壕跡とのこです。その為に現在は慰霊塔である「ひめゆりの塔」が建立されたそうです。
こちらが、沖縄陸軍病院南風原壕群20号の入り口です。
内部の映像は下記を御覧ください、動画は、南風原文化センターの許可を得ております。
沖縄陸軍病院南風原壕群20号の内部です。
中心部が頂点となり水はけも考慮された設計になっているそうです。
壕を作る専門の部隊がいたそうです。
当時はろうそくもあったそうですが、内部は暗く暑く湿度がとても高い厳しい環境だったそうです。
そして、なによりも色々な匂いが混ざった匂いがとてもきつかったそです。
その匂いを再現したものがあるそうです。事前説明の際それを嗅ぐか否かを問われましたが、
匂いは記憶に残りやすいために遠慮しました。
そのような厳しい環境にびっしりと重症患者のベットがあったそうです。
暗い壕を15分くらい歩くと反対側の出口にたどり着きます。
ここから出たひめゆり学徒隊だった人のお話を「ひめゆりの塔」でお聞きしました。
その話は別記事としたいと思います。
(旅行日:2015年12月12日)
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